食物繊維が慢性炎症から身体を守っている. [便秘解消だけではない]

便秘

食物繊維はこれまで
体の中、
特に腸の不要物を絡め取り、
きれいにしてくれると言われていました。

便秘解消に食物繊維がいいのは
もちろんです。

確かにそれらの役割はあるのですが、
最近の腸の研究から、
もっと積極的に食物繊維が
利用されていることがわかってきました。

食物繊維は腸の掃除やであり、餌である

腸のなかには
体を構成する細胞40兆個の約10倍にあたる
300兆個の腸内細菌たちが住んでいます。

食物繊維は胃では消化されず
小腸、大腸に達すると
腸内細菌たちの餌になります。

腸内細菌の中の
特に「善玉菌」と呼ばれている
乳酸菌たちが
食物繊維を分解し酸を作ります。

短鎖脂肪酸と呼ばれる種類です。

酢酸、酪酸やプロピオン酸などが含まれています。

では食物繊維の少ない食生活を送ると
どうなるのでしょうか。

食物繊維の新たな役割

ネズミレベルですが詳細な検討がされています。
結論から言うと
食物繊維が足りない食生活を続けていると
腸管バリアがゆるくなり
病原体に感染しやすくなる
のです。

アメリカからの報告です。
Cell. 2016; 167(5): 1339–1353.e21.
doi: [10.1016/j.cell.2016.10.043]

食物繊維が足りないと
腸に炎症を起こしやすくなります。

さらには腸から体内に
入り込んできた最近たちにより
炎症が体中で引き起こされるのです。

炎症といっても2つの種類があります。

急性の炎症と
慢性の炎症です。

腸管バリアが弱くなると
慢性の炎症が起こり
じわじわと体中で炎症が引き起こされるのです。

その結果
便秘はもちろん
肌への悪影響
慢性腸炎、
アレルギーや自己免疫疾患などの免疫疾患に
なりやすくなります。

さらには
神経難病
パーキンソン病や
アルツハイマー病などの発症とも
密接に関わっていると言われています。

日常から
食物繊維を多く摂ることで
腸管バリアを強固にして
炎症から
身体を守りましょう。

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