光免疫療法の途中経過にリンク先を追加しました。2018年6月7日
The American Society of Clinical Oncology
(アメリカ臨床腫瘍学会、ASCO) で
アメリカ全土にわたる
これまでの
光免疫療法第2a相の
最新の経過報告があります。
学会情報は
匿名さんから教えていただきました。
ありがとうございました。
<(_ _)>
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米国臨床腫瘍学会(ASCO)は世界最大の臨床ガン学会
アメリカ シカゴで
2018年6月1日から5日まで
開かれます。
米国臨床腫瘍学会は
世界中から
約3万が集う、
臨床腫瘍の分野で
世界最大イベントです。
大日本住友製薬など
日本の大手製薬会社も参加します。
一方
日本臨床腫瘍学会は
会員数が約1万人です。
今年も6月2日から6月6日にかけて、シカゴにて米国臨床腫瘍学会(ASCO)が開催されます。参加予定の会員も多いことと思います。ご承知のように例年ASCOには世界中から多数の研究者が出席し、数多くの注目される臨床試験結果が発表されます。その規模、質ともに他の追随を許さない学会で、日本臨床腫瘍学会が目標とする学会でもあります。日本臨床腫瘍学会が目指すのは、米国のASCO、欧州のESMOとならぶアジアのJSMOになることです。ただし、残念なことにこの2つの学会とはまだまだ大きな差があることも事実であり、一歩でも近づけるよう地道な努力が必要です。
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光免疫療法フェーズ2の病院リスト
全米の多施設で
フェーズ2a臨床試験は行われています。
今回の報告結果の
施設は以下です。
テキサスの
テキサス大学MDアンダーソンがんセンター、
フィラデルフィアの
トーマスジェファーソン大学病院、
ミネアポリスの
メディカルオンコロジー部、
イリノイ州シカゴのシカゴ大学、
ラッシュ大学、
オクラホマシティの
オクラホマ大学、
コロラド州デンバーの
コロラド頭頸部専門部です。
ほかにも
アメリカでは光免疫療法の治験を行っている
病院がありますが、
今回の結果には入っていません。
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光免疫療法の途中経過
現時点では
アブストラクト(抄録)しか読めません。
光免疫療法、効果あり!
We report promising results of a Phase 2a trial of
photoimmunotherapy (PIT) for the treatment of rHNSCC・・・
プロミッシングとは
「期待できる」ということです。
今回は
30人の患者さんを対象にしたデータです。
(後述)
安全性データは30科目、
結果データは28科目からなり
それらをまとめています。
一部しかわかりませんが
完全な改善が14%(4/28)であった、
部分的な改善は28%(8/28)であった。
6月6日時点でも
何のニュースにもなってません。
(-_-)?
今後のがん治療の選択として記事を書きましました。
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選ばれた30人の患者さん
今回の治療の対象者は
手術、
放射線、
または
化学療法では
治療することができなかった患者さんばかりです。
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ここ大切!
ガン再発の患者さんは、
治療の選択肢が限られている上
その後の状態が
とても不良です。
さらに進むと
日本では
がん難民とよばれ、
打つ手なしで、
医療機関から見放されます。
わらをもすがる思いです。
エビデンス不足のガン療法に走る方も
大勢おられます。
わたしの父親もそうでした。
光免疫療法を受けた今回の30人の患者さんは
再発した患者さんばかりです。
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光免疫療法の今後の臨床治験
今後、
光免疫療法の臨床試験は、
単独、
または
他の治療法と組み合わせて
行われることが計画されています。
おそらく
チェックポイント阻害剤や
抗ガン剤などと
組み合わせるのでしょう。
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まとめ
すでに
再発したがん患者さんばかりを
対象にしての今回の結果です。
これまでは
打つ手なしだったわけです。
2018年6月1日から5日の経過報告に
ドキドキします。
今後は
光免疫療法はもっと進化するでしょう。
切る、うつ、浴びる
よりも先に
これからは
エビデンスもしっかりしており
あまり副作用もない
「ガン免疫療法」を
最初に試す時代だと思います。
技術の進歩に感謝です。
ちなみに
認知症の治療に生かせる
すばらしい技術(の種)が
2017年12月に報告されました。
また
近々、情報をアップします。
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今日も最後まで読んで頂き
ありがとうございました。
私一人の情報だと限界があります。
みな様からの情報、大歓迎です。
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みそしる一押しお願いします。
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