光免疫療法の治験が
2018年3月から始まっています。
場所は
国立がん研究センター東病院(千葉県柏市)。
治験実施で実際に調整役を果たしている
「土井俊彦・同病院副院長」
(先端医療開発センター副センター長。)が
インタビューで答えています。
ポイントを絞るため
大切な点を抜粋しました。
詳細はリンク先をどうぞ
『Mugendai(無限大)』
光免疫療法の記事へリンク
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光免疫療法の長所は?
これまで手術でしか治らなかった患者さんが
複合治療で治ったり
長期生存されれば、
費用が少なくて済むだけでなく、
治療の選択肢が増え、
身体への負担も軽くなります。
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光免疫療法はどうして効果的なの?
がん細胞に比較的発現の多いEGFR
(上皮成長因子レセプター)に結合する抗体(セツキシマブ)に、
光(近赤外線)が当たった時だけ反応する物質
(光感受性物質)を人工的に結合させます(武装化抗体)。
そして通常の抗体治療と同様に
点滴で投与することでがん細胞に抗体を結合させます。
近赤外光を照射すると、
光が当たっている部分だけ光感受性物質が
化学反応を起こしてがん細胞の膜を破壊します。
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光免疫療法の治験に進んでいるガンは?
(アメリカ、日本を含め)
頭頸部(喉、口、耳、顎など)にできる扁平上皮がんだけです。
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先行しているアメリカの治験結果は?
フェーズ1では再発頭頸部がんの患者さん
15人を対象に治験を行い、
14人のがんが3割以上縮小し、
そのうち7人は画像上指摘できなくなった。
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今の治験(フェーズ1)はいつ終わる?
治験期間は3カ月~半年を予定しています。
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次の治験(フェーズ2)はいつ頃始まる?
私たちの今後の治験は、
日本でのフェーズ2試験は実施せず、
世界中で行なわれる
国際共同のフェーズ3に進むことになります。
治験に合流する時期にもよりますが
日本人患者も数十人程度が
参加することになると思います。
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胃がん、大腸がん、すい臓がんなどへの応用は?
頭頸部がんの他に
食道がん、胃がん、大腸がん、
一部のすい臓がんでも、
光を当てることができれば、
理論上がん細胞を死滅させることができます。
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光免疫療法の今後の課題
EGFRを出していない他のがん種に対しては、
今とは別の抗体をこれから探して
対象を拡大することも今後検討されるでしょう。
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今後の光免疫療法はどうなっていく?
患者さんのがん細胞の表面にある抗原を調べ、
それに合う抗体をナノテクノロジーで作り出します。
その抗体に最もよく結合する
光感受性物質を選んで付け、
その薬を患者さんに投与して光を当てます。
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日本人の技が生きる
光感受性物質を抗体に武装化させるナノテクノロジーは
日本の製薬メーカーが得意とするところです。
日本の技術を世界に発信するチャンスでもあります。
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世界中で行なわれる国際共同治験(フェーズ3)で
光免疫療法の効果および安全性を確かめ、
できるだけ早くに
実用化を目指すということです。
頭頚部ガン以外へも
前回、
岡山大学で開発された技術を
併せることで解決できる可能性があります。
つまり
ガン細胞自体にEGFR
(上皮成長因子レセプター)を
発現してもらえればいいのです。
そうすれば
セツキシマブがつかえます。
光技術にかんしては
島津製作所がバックにつき
技術の向上を目指しています。
ガンに対する
「今後の治療」は 明るい!
(^-^)
今日も最後まで読んで頂き
ありがとうございました。
認知症で苦労する人や
介護する人を少なくしたい。
これもなんとかならないかなー!
[speech_bubble type=”pink” subtype=”R1″ icon=”wife.jpg” name=”妻”] あんたが何とかしたらええやん[/speech_bubble]!
はい。
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