光免疫療法 が 効かない場合は [違い] を利用 ?

photo-IT

ガン細胞と正常細胞の区別ができないなら
ガン細胞に目印をつけちゃえ!

一瞬「?」となる
けど、
ガン細胞と正常細胞は
見た目で区別できないけど、
性質の違いを利用すれば
区別できます。

そして
光免疫療法を組み合わせることで
すばらいし成果が岡山大学から報告されました。

VHさんからの情報です。
ありがとうございました。



タグ付け光免疫療法

岡山大学病院低侵襲治療センターの香川俊輔准教授、米国国立がん研究所(NCI)の小林久隆主任研究員らの研究グループは、遺伝子改変ウイルス製剤を用いて、標的抗原のないがんに人工的に標的抗原を発現させ、既存の抗体医薬品を用いた近赤外線光線免疫療法を応用する新たな治療法を開発し、ヒト胃がんを腹腔内に移植したマウスでその効果を実証しました。

詳細は岡山大学のサイト

ガン特異抗体が見つからない
もしくは
良いガン特異抗体が存在しない。
いった場合には
どうするか?

良い抗体がないというのは
光免疫療法の欠点の一つです。

光免疫療法の欠点と限界。



この課題を対処する方法として
3つのアプローチがあります。

1 根性。ひたすら探す。
2 新しい技術を開発する。
3 とりあえず放置し、
良いアイデアが浮かんだら取り掛かる。

1と3で取り組む人が多い中
岡山大学が2番の
新しい技術を開発しました。

ただ、
技術的には
何ら新しいものではありません。

しかし
このガン細胞をタグ付けするというのは
すばらいしいアイデアです。

情報をおしえてくださったVHさん
ありがとうございました。

教えていただいてから

岡山大学のサイトを読みました。

(゚∀゚)
すごい!

なにがすごいの?

一言でいうと

ガン特異抗体を作らなくても
ガン細胞自身に目印を作らせればいい。

ということです。



ガン細胞の特徴として
バンバンと増殖するために
細胞内では
タンパク質合成が盛んに行われています。

外から
既知の遺伝子を入れると
それを翻訳して
タンパク質として(細胞表面に)発現します。

表紙のイラストのような感じです。

その性質を逆に利用しました。

目印に対する抗体を用いて
光感受複合体をくっつける。

あとは
光を照射するだけ。



心配な点

ただ、
心配な点もあります。

目印をつけたガン細胞
すべてが
光照射で破壊されればいいのですが、
残ったガン細胞(目印付き)がいた場合には
身体に悪さをしないのか?

悪性度が強くならなければ
いいのですが、
そのあたりは
まず動物で確認後、
最終的には
ヒトの治験でしか評価できません。



まとめ

まとめとして
ガン特異抗体の開発が
遅々として進まない状況が実際にあります。

原因は
もともとガン細胞は
自分自身の細胞なので
ガン特異抗原がない可能性もあります。

そのような中
今回の成果は
目印をつけるという
単純ですが、
パワフルなアプローチ法です。

情報やアイデアを組み合わせて
一歩一歩
ガン免疫療法の治療技術がすすんでいます。

認知症にも応用できるかな?

(゜.゜)?
考え中。

今日も最後まで読んで頂き
ありがとうございました。

仲間や同士が集まり、
未知のことが
いろいろ分かってくると思います。

そして
「将来、神経難病も
ガンのように治る病気」
になると
信じています。

一歩ずつですが
みんなで進んでいきましょう。
ご応援のほどよろしくお願いします。

みそしる一押しお願いします。

人気ブログランキング

タイトルとURLをコピーしました