光免疫療法 にも 副作用 がある. 2018年最新の経過報告から.

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2018年本庶先生のノーベル賞受賞後
チェックポイント阻害剤が着目され、
あたかも
チェックポイント阻害剤を
万能の治療法のように扱っている
サイトやメディアが多いです。

光免疫療法も同様で
副作用も欠点もあります
万能ではありません。
光免疫療法の副作用についても
ちゃんと念頭に入れておく必要があります。

光免疫療法の新聞・雑誌情報の「うのみ」は危険

光免疫療法の技術は日進月歩で進んでいますが、
現在でも
光免疫療法の欠点・デメリットは変わっていません。

約1年前に書いた記事です。

光免疫療法 の デメリット と 現在の限界. チェックポイント阻害剤 との併用効果は?

以下はあるメディアの記事です。
2018年10月
「次の医学賞候補が開発 15人中7人のがんが消えた光免疫療法」
と題して以下の内容が書かれていました。

この治療のベースとなったマウスでの研究結果は2011年に米科学誌「ネイチャー・メディシン」で発表された。がんを患ったマウスは、8割が完治したばかりか、副作用ゼロ。驚愕の成果を受けて、NIH(国立衛生研究所)がホワイトハウスに報告したことで、発表からわずか3カ月で一般教書演説のテーマになる。

日刊ゲンダイ

マウスでは副作用ゼロかもしれませんが、
ヒトでは光免疫療法の副作用があります。



光免疫療法の経過報告

現在アメリカの多施設で、
光免疫療法のフェイズ2の治験が進んでいます。
その最新の経過報告が先月2018年9月にアメリカで行われました。

光免疫療法の経過報告

そのレポートをみると
安全性の試験には
30人の患者さんのデータが用いられています。

そして
光免疫療法の副作用として
光照射後の痛み
がん部位からの出血
がんの部位の浮腫が記載されています。

光免疫療法にも副作用はあるということは
念頭に置いておく必要があります。

さらに
免疫系治療法はいつ副作用が出るかわかりません。

国立がん研究センターの情報サイトでは
まだ、
「光免疫療法の副作用」には触れていませんが、
ガン免疫療法、
特にチェックポイント阻害剤の副作用については
以下の一文があります。

免疫チェックポイント阻害剤を例に取ると、皮膚障害、肺障害、肝・胆・膵障害、胃腸障害、腎障害、神経筋障害、内分泌障害、眼障害、インフュージョンリアクションなどがあげられます。

国立がん研究センターより引用

ただし

光免疫療法の効果はすごい!

28人の患者さんの結果から
28%の人が癌部位の縮小が見られています。

さらに驚くことに
14%の患者さんでは
完全に腫瘍が消失したと
アブストラクトでは記載されています。

光免疫療法の効果は確かにすごいです。

RM-1929という治験番号です。
興味ある方は
NIHの臨床試験のサイトをご覧ください。



まとめ

書き忘れましたが、
上述の患者さん30人は
いずれも
すでに抗がん剤や放射線治療手術では手遅れで
処置をしても効果が見られなかった
患者さんたちばかりを集めています。

つまり
末期の患者さんたちばかりです。

ガンの初期に光免疫療法を施すと
さらに良い結果が得られると思います。

しかし
副作用についても
しっかりと念頭においておく
必要があると思います。
免疫系に関与するがん免疫療法では
思わぬ部位に副作用が出ることがあります。


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